HIGH-STARS(ハイスターズ)個別指導学院 室長ブログ【第108回】 ~「一問一答」の活用のしかた
2016/10/03 カテゴリー:HIGH-STARS
こんにちは!
HIGH-STARS(ハイスターズ)個別指導学院の佐藤です。
自習している生徒のテスト勉強を見てた時に思ったこと、今回のハイスタブログはそのことについて書きたいと思います。
科目は「歴史」、時期は定期テスト1週間前。
生徒たち(特に男子生徒)から多いのが「一問一答で問題出して!!」というオーダー。
テスト範囲からランダムに質問をして欲しい、一問一答のテストを作って欲しいと頼まれますが、これについて思うことを書きます。
まず「一問一答問題集」についてですが、一問一答問題集は歴史用語を教科書のページ順に”クイズ形式”で羅列したものです。
これを単独で覚えるのは作業に近い”単純暗記”で、よほど歴史自体やその時代に興味がない限り、暗記してもすぐに忘れてしまいます。
なので、教科書を使わず「一問一答」だけを使って、隅から隅までとにかく暗記しようとするのは、非常に効率が悪く、受験というスパンで長い目で見ても成果が残らないので(のに、勉強をやった気になってしまいがちなので…)、絶対にすすめません。
「一問一答」を活用するなら
①教科書を読んで、その時代の流れを「理解する」こと
②そして「一問一答」で復習しながら「覚える」こと
①②で勉強を進め、理解型の暗記にしましょう。
授業で習ったことを「一問一答」で復習して覚える習慣をつければ定期テストが近づいてもあわてなくてすみます。
あわてなくてすむどころか、テスト前にあまり勉強しないでもこれだけでそこそこの点数は確実に取れます。
…ただ、その「復習して暗記する」習慣がつけば苦労しないよという生徒も多いはずです。
そんな生徒には、とにかくさっき書いた①教科書を読んで、その時代の流れを「理解」し、②「一問一答」で復習しながら「覚える」こと を絶対にすすめます。
ここからは受験に向けての話。
中学受験、高校受験、大学受験向けにも一問一答の問題集があります。
高校生用の参考書でいえば、一番有名で、かつ隅々まで網羅されているのは山川出版の『一問一答世界史(日本史)』だと思います。
ただし、網羅性が高いので、志望校によっては使わない知識が結構あり、無駄な時間を取られてしまうこともあります。
なので、一問一答は歴史の内容を一通り終えるまで手を出さない方がいいと考えます。
そして、活用するのであれば入試問題をきちんと分析している『入試に出る日本史用語&問題2100』の方が使いやすいと思います。
無駄なことを極力覚えずにすみます。
「一問一答」は使い方によっては大きな効果を発揮します。
ですが、志望校や目標によってもベストな活用法や問題集は異なります。
今回は歴史(日本史)の、あくまで「一問一答」に絞ったお話をしましたが、ハイスタンダードは各科目、受験に向けたノウハウや指導法を有しています。
このブログでも、今後勉強方法のノウハウを書いていきたいと思います。
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