[ ハイスターズ個別指導学院 ]将来につながる高校生活のすすめ ~ 人生を左右する大事な3か月 ~ ③
2025/02/20 カテゴリー:本厚木校 / シェラトンスクエア校 / 六甲アイランド校 / 学芸大学校 / 鴨川校 / 茂原校 / 成田校 / おゆみ野校 / 鎌取校 / 瑞江校 / 大和校 / HIGH-STARS

こんにちは!
HIGH-STARS(ハイスターズ)個別指導学院です。
前々回のブログ、前回のブログで、高校で自信を持って3年間活躍できる秘訣4つの要素のうちから「高校受験後の2ヶ月間の過ごし方でこんなに差が出る」と「高校の授業の特質」をお話ししました。
高校で自信を持って3年間活躍できる秘訣
① 高校受験後の2ヶ月間の過ごし方でこんなに差が出る
② 高校の授業の特質
③ 高校1年1学期に上位を取る方法
④ 好スタートを切る
今回のブログでは「③ 高校1年1学期に上位を取る方法(好スタートを切る方法)」「④ 好スタートを切る」の2つについてお話しいたします。
高校1年1学期に上位を取る方法
高校の授業が始まって、果たして自分はついていけるのだろうかとご心配される方もあろうかと思います。
ところが意外と容易に良い成績を取る方法があるのです。
以下にそのポイントを記します。
① 高校でのスタートポジションを高く確保する。
高校の1学期中間テストの順位を見て、自分はこの高校では上の方なのか下の方なのか、それとも真ん中あたりなのか判断します。
実はこの順位が高校での成績の原点となり、常に上がり下がりの基準点として意識してしまうのです。(【アンカリング効果】といいます。)
それほど重要なスタートポジションの割にはその重要性を認識して対策を立てる人は少ないです。
ⅰ スタートポジションが上位の場合
中学とは違う自信に満ち、安心して授業をする事ができる。
少し順位が落ちてきたら、頑張って取り返そうという意欲が出てくる。
学校生活の全てにおいて積極的になり、生徒会や委員会・部活などでも活躍する生徒が多くなる。
従って上位の生徒同士が切磋琢磨して実力もグングンと伸びるのです。
ⅱ スタートポジションが中位の場合
自信というほどではないかもしれないが、まだ頑張れば上位を狙えるという位置なのでまだ意識は高い。
しかし、徐々に成績が下がってくると、「やっぱり駄目か!」と諦めてしまうケースが多くなります。
また、上位の生徒と比べると成績が下がる事がそれほど気にならない。
例えば順位が50位下がって、150位から200位になってもあまり大差はないと思うのです。
しかし上位の生徒であれば、30位から80位に下がれば多いに気になり、点が取れない原因を分析し対策を立て、次回に向けて気合いが入ります。
ⅲ スタートポジションが下位の場合
「やっぱり高校は難しいや!みんな頭いいや!」、「どう頑張ってもこんなものさ?!」という最悪のパターンに陥る事が多い。
もちろん、なにくそ!と俄然頑張る生徒もいます。
しかし多くの生徒はこの時点で打ちのめされてしまうのです。
仮に上を目指して頑張った生徒がいたとしても、中位で満足してしまう事もあります。
これらの事から、高校の成績のスタートポジションがどれほど成績向上に関係するかお分かりいただけると思います。
高校生活の3年間が楽しく過ごせるか否かは、スタートポジションで決まると言っても過言ではないのです!!
そして、スタートポジションは中間テストであり、1学期の成績です。絶対に中間テストで良い点を取らせてあげましょう。
② 中間テストで高得点を取る方法
1学期(前期)の中間テストについて良い点を取るのは、それほど難しくないです。
ⅰ テスト範囲が狭い
1学期の中間テストはどの学年でも範囲は狭く、しっかりやっておけば高得点が取れます。
中間テストの時期は、3学期制の学校で5月20日前後、2学期制で6月です。
しかし実際は、入学から1週間はオリエンテーション等でほとんど授業をやらず、1週間ほどゴールデンウィークで授業をやらない。
そうなると、まともに授業をしている期間は、4週間~6週間程度です。
ⅱ 3月から予習すれば対策は十分
上記のように狭い範囲を3月4月と予習する事により、ほぼ完璧な対策が打てるようになる。
学校によっては連休や行事で授業をやらなかったのに、プリントだけ渡されてテスト範囲に組み込まれる事もある。予習をして一歩先んずればある程度対応できる。
また、高校がどんな所か不安で一杯なので、せめて学習内容を既に知っていれば安心して授業ができ、生活にもゆとりがもてる。
これらの理由から、1学期の中間テスト対策を3月からしておけば確実に点数はとれ、高校生活の好スタートが切れます。
好スタートを切る
高校に入ってから、ゆっくり・じっくりと勉強すればいい、と考えている方も多いのですが、これまで述べてきた理由から、かなり難しい事はお分かりいただけたと思います。
さらに下のグラフを見て下さい。
偏差値の相対的な差を表現したグラフです。
おおむねこの様な傾向で偏差値が推移します。
特殊な学校を除いて、一般受験で同一科または同一コースに入学する生徒の偏差値を比べてみると、上位生徒と下位生徒の入試時点の偏差値における差は4~5しかありません。いわゆるドングリの背比べ状態です。
因みに中学の上位生徒と下位生徒では偏差値における差が50もあることからも良く分かります。
上記グラフを簡単に説明しますと
① 入学時の偏差値は最大でも4~5しか離れていない。
しかし、順位が上位の生徒と下位の生徒ではその後の偏差値の推移が全く異なってしまう。
このペースでいけば卒業する頃にはその差が20以上開いてしまう。
② 上位にいる生徒は、切磋琢磨して実力をつけていく。
その分テストや成績に敏感になる。また学校での話題も大学や社会の関心事が多くなる。
また高校から指定校制推薦で大学に進学する事が可能になる。
公募制推薦や総合型選抜で大学受験も可能になる。
一般選抜も入れると4種類の入試ができる。
③ 中位にいる生徒は、それなりには頑張るが上位の生徒に比べるとやはり勉学意欲が低い。
実力の伸びも少ない。
指定校制推薦は無理。
公募制や総合型選抜ならかろうじて可能(それでも成績は3年間通して10段階の7以上でないと難しい)。
④ 下位にいる生徒は、勉学意欲が低く実力もあまり伸びない。
それどころかやる気が失せて下がってしまう生徒も多い。
学業に興味を持てず、他に活路を見出そうとする生徒が多く見受けられる。
以上、3回のブログに渡って説明してまいりましたが、これらのことを要約しますと
高校1年の1学期の成績、さらには1学期の中間テストの点数をできる限り高く取ることが一番重要
です。
その事による効果は計り知れないものがあります。
入試直後からすぐに始められればよいのですが、大変な受験が終わったばかりで休みたいと思うのも分かります。
ですからゆっくりと休養してもらった後、ハイスターズでは3月上旬(兵庫の教室では3月中~下旬)ごろからは、さっそく本格的な高校対策授業を始めていきます。
受験を終えてすぐのお子様にとって、少々酷なようにも思えますが、これらの対策をおこなうことにより、素晴らしい高校生活が送れるなら、このたった2ヶ月間の頑張りは高校3年間、いえ、その後の人生をも左右するとても重要なものと考えております。
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