千葉県公立高校入試の特徴と対策について

2020/09/29 カテゴリー:鎌取校

こんにちは!

HIGH-STARS(ハイスターズ)個別指導学院 鎌取校の鈴木です。

 

今回は千葉県の公立高校入試対策に関してお話しさせていただきます。

本年度から千葉県の公立高校入試は大幅な変更がありますが、詳細は過去のblogにて説明がありますのでそちらをご覧ください。

2020/06/29 令和3年度入試受験生対象 千葉県公立高校入試の変更点について

 

 

そこで今回は入試問題の中身についてお話ししたいと思います。

入試問題には高校入試には出題傾向があります。これは高校入試に限らず大学入試や中学入試でも同じです。

そのため目標の学校に受かるためは、闇雲に勉強をしていても合格の可能性はあがりません。合格率を高めるためには自分の実力を100%発揮する事と、テスト分析が大切です。

 

それでは科目ごとに昨年の入試の解答を用いて千葉県入試の特徴を説明していきます。

 

【国語】

国語の構成は「聞き取り・漢字・知識問題・読解・古文・作文」となっています。構成はほぼ変わっておらず、必ず作文があり配点が高いことが特徴です。また詩や随筆、文学史などは5年以上出題されておらず、漢字の書きは小学校までに習ったもので構成されています。また、最初に聞き取りの時間が拘束され、作文を書かなくてはいけない問題となっているので、とにかく時間配分が重要になってきます。ここから入試までは時間を意識した訓練が必要となりますので、塾生にはタイマーを用意してもらい演習に取り組んでもらいます。

 

【数学】

数学の構成は「計算・独立小問・関数・図形・新傾向問題」となっています。

数学は問題数が他の科目に比べて少なく時間に余裕が出てくる生徒もいます。しかしその分一問当たりの配点が高く、計算問題のみで30点分となっています。計算問題を確実にとることが最低条件となる一方、上位校を目指す生徒は基本問題で差がつきづらいため、難問の正答率を上げていくことが求められます。また、新傾向問題に関して以前は規則性の問題が出ていましたが、近年は様々な単元からの融合問題となっています。点数配分や問題構成は数学に関しても長年同じパターンとなっています。

 

【英語】

英語の構成は「リスニング・語形変化・並べ替え・英作文・読解」となっています。

全体構成は長年変わっていませんが、数年前より単語の綴りを答える問題がリスニングで出題されるようになり、問題全体に対するリスニングの割合が高くなりました。千葉県のリスニングにおける点数比率は全国の中でも高く、対策が必須となります。また純粋に文法だけ分かれば解ける問題がない、問題を学年ごとに分けることが難しいことも特徴であり総合力が必要な科目となっています。

 

【理科】

理科の構成は「小問集合・物理分野×2・化学分野×2・生物分野×2・地学分野×2」となっていて、理科も何年も構成が変わっていません。理科は大問ごとに学年・分野がきれいに分かれているため、問題構成を把握しているかどうかが試験を受ける際に大きなポイントとなります。例えば生物が得意で物理が苦手な場合は、先に生物分野の問題から解き、苦手な物理分野を後回しにするなどの方法を使えば時間の有効活用もできます。また答えの書き方に指定のある(漢字指定など)が特徴的でしたが、昨年は漢字指定の解答は少ない分、完答問題が増えていました。

 

【社会】

社会の構成は「総合集合・日本地理・世界地理・近世までの歴史・近現代史・政治・経済・国際社会」となっていて、何年も構成が変わっていません。社会も大問ごとに分野がきれいに分かれているため、問題構成を把握しているかどうかは試験を受ける際に大きなポイントとなります。総合問題は千葉に関する問題になっており、答えの書き方は漢字・カタカナ・アルファベット指定など様々です。また近年は時事問題、地理の中・南アメリカの問題が出ていないなどの特徴もあります。

 

このように各教科特徴的な問題構成となっています。

 

今回書いたものは各教科の特徴の一部となります。これが特徴の全てではありませんので、あくまでも参考程度に考えてください。

 

ただし今年は冒頭に話したように、入試の変更がありますのであくまでも参考程度となります。

 

また、本年度は新型コロナウイルスの影響で

 

  • 社会

公民的分野の内容のうち、「私たちと国際社会の諸課題」

  • 数学

中学校第3学年で学習する内容のうち、「標本調査」

  • 理科

・「科学技術と人間」のうち、「エネルギー資源」、「科学技術の発展」及び「自然環境の保全と科学技術の利用」

・「自然と人間」のうち、「自然環境の調査と環境保全」、「自然の恵みと災害」及び「自然環境の保全と科学技術の利用」

・第3学年で扱う実験の操作方法及び観察の手法

 

以上の範囲がカットとなります。特に社会に関しては国際社会が削減されるということは大問が1つなくなるという大きな変化があります。そのためこれらの条件を合わせて教室では令和3年度の入試対策を行っています。

 

これから入試を受けるけども同対策すればいいか心配な方、来年以降の入試に向けてそろそろ準備をしようと思っている方などお悩みがある方は一度教室まで足を運んでください。

 

ただいま座席の空きがわずかになってきました。ご入会に関しても着順とさせていただいております。ご検討されている方はお早めにご連絡をお願いいたします。

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