室長目線の合格体験記①

2022/02/07 カテゴリー:学芸大学校

こんにちは!

ハイスターズ個別指導学院 学芸大学校の室長の齋木です。

 

受験シーズンが本格化するとともに合格の報が届くようになってきました。

そのうちの何名か、室長の目線で合格体験記を書いてみたいと思います。

 

 

【中学受験Sさん】

Sさんがハイスタに入会したのは6年生の4月末、GWに入る直前でした。大手集団塾に通っていたのですが、算数が苦手とのこと。

当時のSさんの言葉を借りれば「何をやっているのか全然わからない」と。

私の中で疑問に感じたのは宿題はどうしているのかという点。この大手塾集団塾はかなりのボリュームの宿題を出すはず。宿題をやってこないと怒られるはず…でも「何をやっているのか全然わからない」と言ってるのだから…そんなことが頭の中をめぐっていました。

色々と話を聞いていると、解答を見ながら何となくやっているとのこと。

作業になっているということでした。先生に怒られない為の作業ということです。

ご両親の話の焦点もこの部分で、そもそもハイスタに問合せた理由でもありました。

 

程度の差こそあれ、中学受験の生徒さん(特に大手の集団塾に通っている方のほとんど)は消化不良になるほどの量の宿題と日々向き合っているでしょう。

なにもこのSさんだけの話ではないはずです。

 

Sさんの状況で私が判断に迷ったのは

 

・大手集団塾のフォローに回るべきか
(時間は短縮でき費用も抑えられるが、根本的な部分に着手しないのでこの先もずっと算数や数学で苦労するはず)

 

・今までの算数は無かったことにして全部教えなおすか
(時間と費用はかかるが、シンプルなカリキュラムで根本的な解決がしやすい)

 

の2つのどちらを選択するかという点。

受験までの残期間を考えた場合、前者を選ぶ方が結果に直結しやすい場合もあります…何せ4月末の入会なので後者だと受験に間に合わない可能性があるので。ご両親にもこのメリットとデメリットを説明し選んでいただきました→後者で根本的な解決をすることに。

 

そこからは 涙あり…涙あり…苦しかったと思います。

シンプルではあるものの(集団塾でよくやるスパイラル方式のカリキュラムではなく)、1本道のカリキュラムをやったのですから。

単元テストで不合格だとそこを合格するまで翌週もそのまた翌週も…しかも解答を暗記できるようなテストではなかったので逃げ道もなく。しかしひとつひとつクリアしていったことで、着実に力がついていました。

 

1本道のカリキュラムが終わったのは大体11月中旬、本当であれば過去問に向き合いたいところでしたが、どうやら大手進学塾から過去問は宿題で出ているようで、算数も含めてその部分はお任せすることに(もちろんわからないところがあれば質問に答えるという形)。

 

その代わりハイスタでは(もう少しだけ総合問題で整地をしたいと思っていたので)、そこに時間をつかいました。同じカリキュラムの並びで難易度を上げながら。

→概ね冬期講習頃ですが、グングン力が伸びました。自分で考え判断できるように。

 

1月受験はお試しで地方の中学校の東京入試。

お試しなので合格が主目的ではありませんが、それでもしっかりと合格をしてくれました。もうここまでくると、当初のようなカリキュラム的な不安はゼロです。

この時期、私が意識して取り組んだことは「彼を知り己を知れば百戦殆からず」という点だけです。試験会場の「あるある話」を雑談の中でして、Sさんの想像の範囲を広げることを狙いました。想像と違うことが起きるor起きそうと感じるから、緊張するので。

 

そして2月…

どうなったかというと

 

2月1日午前入試で一発合格!おめでとう!

 

Sさん、本当にお疲れ様。本当によく頑張りました。完璧です!

ずっと我慢していたドラマ、見まくってください!!(笑)

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