【鴨川校】[高校受験の偏差値]と[大学受験の偏差値]の違いについて
2025/03/26 カテゴリー:鴨川校

こんにちは!
ハイスターズ個別指導学院 鴨川校の野崎です。
千葉県公立高校入試も終わり、別れと出会いの春の季節がやってきます。
今回はこの時期だからこそ知っていて欲しい【偏差値】について話していきたいと思います。
① 【偏差値】とは?
偏差値というのは簡単に言うと平均点を50という値で表し、平均点からどれだけ離れているかで偏差値も50から上下していくものです。
全体から自分がどの立ち位置にいるかを数値化したものになります。
厳密な計算式で表すと、
「50 +(自分の点数-平均点)÷標準偏差×10」
という公式の元、算出される値です。
【真ん中を中心とした自分の立ち位置が分かる数字】と考えていただければと思います。
② 偏差値によって人数が違う
具体的に言うと、偏差値50が平均点なので、偏差値50付近の人が最も多く、偏差値が高くなる(または低くなる)につれて人数は少なくなっていきます。
• 偏差値50付近: 全体のおよそ68%の人が偏差値50±10の範囲に収まります。つまり、偏差値40~60の間に、全体の約3分の2の人がいるということです!
• 偏差値60以上: 偏差値60以上の人は、全体の上位約16%です。
• 偏差値70以上: 偏差値70以上の人は、全体の上位約2.3%と、さらに少なくなります。
なぜこのことを知っておく必要があるのか?
高校受験や大学受験において、偏差値は志望校選びの重要な指標となります。
• 自分の偏差値と志望校の
• 偏差値を比較することで、合格の可能性をある程度予測することができます。
• 偏差値ごとの人数分布を知っておくことで、自分の立ち位置を客観的に把握し、目標設定に役立てることができます。
例えば、偏差値60の高校を目指す場合、自分の偏差値が60に近ければ合格の可能性は高いと言えますが、偏差値50であれば、より一層の努力が必要になります。
このように、偏差値と人数分布の関係を理解しておくことは、受験対策において非常に重要です。
③ 高校受験と大学受験における偏差値の違い
さて、いよいよ本題です。高校受験と大学受験では、偏差値の意味合いが大きく異なる場合があります。その主な理由として、以下の点が挙げられます。
• 母集団の違い:
〇 高校受験: 主に、各都道府県内の中学生が母集団となります。つまり、地域内の学力レベルの中で自分の位置を知ることになります。
〇大学受験: 全国の高校生や既卒生が母集団となります。そのため、より広範囲で、より高いレベルの学力層の中で自分の位置を知ることになります。
この母集団の違いが、偏差値の解釈に大きな影響を与えます。
• 難易度の違い:
一般的に、大学受験の方が高校受験よりも試験範囲が広く、問題の難易度も高くなります。そのため、同じ偏差値でも、大学受験の方がより高い学力を要することが多いです。
例えば、高校受験で偏差値60だったとしても、大学受験で偏差値60を取ることは、必ずしも同じレベルの努力で達成できるとは限りません。
• 模試の種類:
高校受験と大学受験では、模試の種類も異なります。模試によって受験者層や難易度が異なるため、異なる模試の偏差値を単純に比較することはできません。
例えば、千葉県内の高校受験で偏差値65を取ったとします。
これは、千葉県内の中学生の中で、上位の学力を持っていることを示しています。
しかし、大学受験で同じように偏差値65を取るためには、全国の高校生という、よりレベルの高い集団の中で、上位の成績を収める必要があります。
そのため、高校受験で偏差値65を取ったからといって、大学受験でも同じように偏差値65を取れるとは限りません。
偏差値を比較する際の注意点
• 同じ模試で比較する: 自分の学力を正確に把握するためには、同じ模試で継続的に偏差値を測定することが重要です。
• 母集団を意識する: 高校受験と大学受験では、母集団が異なることを理解し、偏差値を比較する際には注意が必要です。
• 偏差値だけでなく、総合的に判断する: 偏差値はあくまで参考程度にとどめ、自分の得意・不得意科目や、志望校の入試科目などを総合的に判断することが重要です。
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